病気と仕事の共存

   

病気を持ちながら仕事するのって、すごく大変なことだと思うんだよ。僕はクローン病のことしか分からないんだけどね。だから、これから書くことはクローン病限定って思って聞いて欲しいんだよ。

病気だから頑張る!?

クローン病の病歴にも書いたことなんだけど。病気を持って仕事してると、病気を言い訳にしたくないばかりに全力で仕事しちゃうんだよね。健常者に負けるか!って感じなんだよ。仕事を全力でして体調崩して休む…仕事キツかったからって言い訳してる(笑)僕も入社した当時は全くこの状態で、ハンディキャップがあるから評価されるためには人一倍成果を出さなきゃいけないって思って仕事をしていたんだよ。

でも、この状態をアドラー心理学の目的論で解釈すると「仕事キツかったから体調崩した」のではなくて「体調を崩したかったから、仕事をキツくした」って事になるんだよね。確かに当時を振り返ると、体調を崩すほど仕事をすれば、病気の事も許してくれるって思っちゃってたんだよ。でも、体がついて行かなくなってこの考えを変えざるを得なくなったんだよね。

会社への貢献と病気の開示

本当に会社に貢献しつつ病気と共存するってどういう事なんだろう?って考えるようになったんだよ。健常者と疾病者の違いはより一層健康管理に気を使わないと、仕事を休まざるを得なくなることなんだよね。仕事を休むと言う事は、それだけ仕事が進まないわけで、それこそ会社に貢献できてないって事に気が付いたんだよ。つまり、「体調不良で休むことを最小限にすることこそが会社に貢献することだ」って事なんだよ。じゃ、どうすれば最小限の体調不良にできるのかって事が課題になったんだ。

その答えは意外に簡単に導き出せたんだよ。つまり、「体調不良に早めに対処すれば復活に時間がかからない」って事なんだよ。仕事でも同じことが言えるよね。課題が発生したら早目に対処することによって、被害を最小限に抑えるって事と同じなんだよ。でもこれって、「休まざるを得ないから休む」のと少し違ってくるんだよ。「体調が少し悪いので、念のため休みます」って事なんだよね。これはこれで、「言いづらい」って課題があるんだよ。

じゃ「言いづらい」を克服するために何をしたかと言うと…僕はプロジェクトが変わるたびに、所属長に1から自分のクローン病について説明をしたんだよ。クローン病はどんな病気で、今自分がどんな状態で、その為にはこんな協力が必要ですって事を毎回説明する様にしたんだ。それもちょっと大げさに(笑)例えば簡単に言うとこんな感じ…

クローン病はストレスがかかると消化器に潰瘍ができる病気で、最悪血便や下血をしてしまいます。今の僕は服薬で健康な状態を維持していますが、悪くなり始めると下痢しちゃいます。一度悪くなると回復までに時間がかかってしまうので、できる限り悪くならない様に維持するようにしています。でも、体調が悪くなりそうだったら早目にアラームを上げるので、その時は協力をお願いします。

いや…下血は過去1回しかしたことないし、しかもその出血は鮮血だったのでたぶん痔でした(笑)健常者からしてみると、「あまえ」に聞こえるかもしれないけど、そこは自分の人生を狂わせないために他の人にどんなふうに思われようと構わず言うようにしていたよ。そうなんだよ…一番大切なのは会社じゃなくて自分の人生なんだよね。(これも全体論って言えるのかな?)クローン病のチラシを見るとQOL(Quality Of Life)って書いてあるけど、まさにこれなんだよ。

少しでもヒントになれば…

会社はこれを真摯に受け止めてくれたよ。そういう意味では、僕はすごく運が良いと思うんだ。それからの仕事は少し職場の空気が変わったような気がしたんだよ。周りの人が変わったのかもしれないし、僕自身に変化があったのかもしれないね。少し病気に対するストレスが減って、体調のコントロールがしやすくなったんだ。

今の僕は週2回のヒュミラのおかげで寛解期(症状が和らいでいる状態)が継続していて、知らない人から見たら健常者そのものだと思うんだよ。だからと言って気は抜かないで、しっかりと健康管理を継続して会社に貢献していきたいんだよ。確かに病気と仕事を共存するのはすごく大変だと思うんだ。でも、この記事を読んで少しでもヒントになってくれたらうれしいんだよ。


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