仕事への活用

ここでちょっとクローン病の経歴と違う、私がES向上に打ち込むようになったきっかけを書きたいと思います。

手術を受けてプロジェクトを転々としたものの、体力が落ちてすぐに体調が悪くなることを繰り返しました。
うちの会社のSEは基本客先常駐で仕事をしているのですが、最終的に内勤でSE作業をするようになっていました。

社内で悶々としながらSEっぽい仕事をする毎日…
SEと言う仕事を捨てられない自分…
「クローン病でもSEできる事を証明する」ことを目標に仕事をしていたのですが、そろそろ限界を感じていました。
自分が活躍できる場所を求めて日ごろから不満に感じていたSEの仕事のきつさを解決すべく、ちょうど社内で活動が始まったES向上活動(従業員満足度向上活動)に参加するようになっていました。
あくまでも自分の活躍できる場所を見出すためのES向上活動でしたが、活動自体は人の心を扱うだけに面白く熱中していきました。

そしてその活動を通して自分の気持ちが変化していきます。
病気を持ちながら仕事していた苦労した体験をES向上に生かせないか考えるようになりました。
健常者から疾病者を見ると不幸に感じるかもしれませんが、疾病者は健常者が体験できないような貴重な体験をしているわけで、それを生かさない手は無いと!

半年に一回実施される面談で、開発をする部署からES向上を担当している部署への異動を申し立てました。
私の上司も病気に理解がある方だったので、目標を見出したことを喜んでくれて気持ちよく送り出してくれました。

今も「病気を持って経験した苦労をES向上に生かす」事を念頭にES向上活動に専念しています。