『WHAT IF?』

読書のリハビリ第二弾。今度は、だいぶ前から気になっていた『WHAT IF?』を読んでみた。きっかけは何だか忘れちゃったけど、「野球のボールを光速の90%で投げると?」って文言を見てずっと気になっていた。

内容は…

ランドール・マンロー さんがサイトに寄せられた疑問に対して、科学的に本気で調べて回答するという内容。また、疑問の内容が秀逸。前出の「野球のボールを…」だけでなく、「 人類総がかりでレーザーポインターで照らしたら月の色は変わる? 」や、「 どのくらい高い空から落とせば、その熱でステーキが焼けますか? 」などなど。

普通に生活していたら、あまり疑問に思わないような…。でも、科学に興味がある人は、時々そんな疑問を考えてしまうような、絶妙な疑問が上がっている。

役に立つか???

役に立つかと言われれば、役に立つとは到底思えない。そもそも今現在地球に行きている人たちに、それが必要なシチュエーションや、疑問になるような状態に、ほぼならない(と断言しても大丈夫なレベル)。そういう意味では、全く役に立たないと言えるが、「限りない好奇心」という意味では十分に役に立つといえる。

人は大人になると、「必要/不要」で判断したり、「当たり前」で片付けたりすることが多くなる。これは、「人間が持ちうる想像力」に、自分自身で限界を決めているようなものではないだろうか?

少なくとも僕は、この本を読むことによって好奇心の大切さというものを、実感することができたような気がする。