ヒュミラ開始!

手術を終えてしばらくすると、また下痢を繰り返すようになってきました。
血液検査も炎症反応が上がり始めて、これを切っ掛けに本格的に薬物療法をするようになります。

主治医の先生が薬物療法を積極的にしている先生に切り替わりました。
当時、クローン病の治療法としてレミケードが注目されていて、ヒュミラが登場したばかりの頃でした。
と言っても、すぐにヒュミラを始められたわけではなく、まず最初にアザニン(免疫抑制剤)から始めました。

アザニンを使っていて一時的に改善したものの、結局炎症反応の上昇は止められず…
最終的にレミケードかヒュミラを用いることになりました。

レミケードは2ヶ月おきに病院で点滴を受ける治療になります。
ヒュミラは2週間おきに自宅で注射を打ちます。

レミケードとヒュミラの効果は基本的に同じです。
(プロじゃないので間違っている可能性がありますが…)
クローン病は血中に含まれるTNF-α(腫瘍壊死因子)が腸壁を攻撃して潰瘍を発生させていることが分かっています。
レミケードやヒュミラは基本的に効果は同じで、TNF-αの働きを抑えたり、TNF-αの生成を阻害します。

じゃぁレミケードとヒュミラの違いは何かと言うと…
一言で言うと、レミケードは一部にマウスのたんぱく質を使っているが、ヒュミラは使っていないって感じです。
副作用はこれまた一言で言うと結核に注意って感じです。
詳細についてはインターネットで検索すると沢山出てきます。

で、私はヒュミラを選択しました。
後で知ったことですが、私がこの病院でヒュミラを使った第一号だったようです…(本当かな?)

ヒュミラを打ち始めてからの回復は素晴らしいもので、あっという間に炎症反応が0になりました。