「ビジョナリー・カンパニー④ ~自分の意思で偉大になる~」を読んでみたよ
「ビジョナリー・カンパニー」シリーズの最終章?の「ビジョナリー・カンパニー④ ~自分の意思で偉大になる~」を読んでみたんだ。今回は業界が危機的状況にあるにもかかわらず、成長できた企業が調査対象になっているんだ。仕事柄よく耳にする、マイクロソフトやインテルも対称企業になってるんだよ。
内容は10X型リーダーがどのようなことをしているのか?って言うのがポイントになっているんだ。10X型リーダーが経営している企業は業界が不振になっても、継続して成長できるそうなんだ。じゃぁ、10X型リーダーってなんなんだろう?ジム・コリンズは以下がポイントって言っているんだ。
- 二十マイル行進
無理せず一歩いっぽ一貫性を持って確実に物事を進めていくこと。
以下特徴- 明確な工程表
- 自制心
- 企業ごとの独自仕様
- 他力本願ではなく自力達成型
- ゴールディロックス時間
(無理がかからないほどゆっくり進むが、厳しさを伴うほど速く進む) - 企業が自らに貸す規律
- 並外れた一貫性
- 銃撃に続いて大砲発射
普段から色々試していて、イザという時ドンと行くこと。銃弾は「低コスト」「低リスク」「低ディストラクション」を満たす実証的テスト。大砲は銃弾で精度を上げておく。 - 死線を避けるリーダーシップ
いざという時に備えて常にリスクを採っておくこと。リスクには「死線リスク」「非対称リスク」「制御不能リスク」などがあり、これを抑えることで「時間軸リスク」を上手に管理する。 - 具体的で整然とした一環レシピ
SMaCを守る。
S:具体的である(Specific)
M:整然としている(Methodical)
A:そして(And)
C:一貫している(Consistent)
レシピは一部材料だけを変更して残りはそのままにする。
なんというか「山登り」に似ているなぁって思ったんだ。僕は山登りをしないのだけど…全体を俯瞰して計画通りに…かつ確実物事を進める…って感じなんだよね。頂上までにすべての力を使ってしまっては、帰れないし。適宜、水分や栄養を補給しないとばてちゃうし…。小さな山を登ってトレーニングを積んで、大きな山にチャレンジするし…。すごく似ているんだ。そう考えると、山登りってすごく高尚な趣味って言えるよね。
本書の最後にビジョナリー・カンパニーシリーズを通して、偉大なリーダーの特徴が挙がっているんだ。
- 勝利と同じくらいに価値観にこだわる
- 利益と同じくらいに目的に執着する
- 成功するのと同じくらいに役立つことに注力する
面白い表現だよね。「勝利」「利益」「成功」にだけに拘るのではなく、同時に「価値観」「目的」「役立つこと」にも合わせて拘っている…。どちらが先かって問題はあるけど…従業員満足度てきには後者が先であってほしいな。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません