『「良い質問」をする技術』を読んでみたよ

重めの本が続いたので軽めの本を探していたんだ。ファシリテーターとか従業員満足活動をしていると「質問」が重要なスキルになるんだよ。そこで、この本を読んでみたんだ。軽めの本なんだけど、思いのほかポイントが押さえられている本だったんだ。

と言うもの、この本を書かれた粟津 恭一郎さんは、エグゼクティブ・コーチング(経営者向けのコーチング)をされている方なんだよ。その経験を踏まえた本になっているから、説得力があるんだと思うんだ。
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目次

いつも通り、目次から紹介していくんだ。

はじめに
第1章 質問はなぜ重要なのか?
第2章 質問は四つに分けられる
第3章 「良い質問」をするコツ
第4章 「良い質問」の作り方
おわりに

途中を削除しているので分かりづらいけど…
質問の特性から4つに分けるとか、なるほどと思えるような内容になっているんだよ。「良い質問」についても、「こうすれば大丈夫!」みたいな新書にありがちな紹介はしていないんだ。TPOによって、良い質問にもそうでない質問にもなり得る…ってなるほどだよね。
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質問の四種類

質問は以下の4種類にわけられるって言っているんだ。
* 軽い質問 … 答えたい/気づきがない
* 悪い質問 … 答えたくない/気付きがない
* 重い質問 … 答えたくない/気づきがある
* 良い質問 … 答えたい/気づきがある

先程も書いたけど、これらの4種類は同じ質問でもTPOによって、良い質問にもそうでない質問にもなり得るって言っているんだよ。そういう意味で、4種類のうち「良い質問」だけすれば良いってわけじゃないって言ってるんだ。

例えば「軽い質問」だったら、コーチングを進めるにあたって、信頼関係の構築や人柄の情報収集に使えるって言っているんだ。確かに、いきなり内面に突っ込んだ質問をしようものなら、相手は防衛するようになって本音が出てこなくなっちゃうもんね。
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「3つのV」と「5W1H」

良い質問を作るには3つのVがポイントだって言っているんだ。

ビジョン(Vision) … 手に入れたいもの
バリュー(Value) … 価値観
ボキャブラリー(Vocabulary) … よく使う言葉

この3つを押さえて、5W1Hと組み合わせると良い質問になりやすいって言っているんだよ。

なぜ(Why)
いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
どのように(How)

もちろん、コレ以外にもたくさんのコツが載っているんだ。例えば「良い質問のコツ」だったりオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの見分け方だったり…。コレ以外にも色々と載っているから、是非本を読んでみてほしいんだ。
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今までぼんやりしていたけど…

日常的に質問をするような仕事をしていて、なんとなく質問をしてきたんだ。自分で質問をしていて、「この言い方はキツいなぁ~」って思うことが多々あったんだ。それは「なぜ」と「何のために」を使いすぎてたってことに気がつくことができたんだよ。

すぐには直らないかも知れないけど、時々この本を読み返してみて直していきたいと思うんだ。