『伝える力』を読んでみたよ

今更ながらなんだけど、池上彰さんの「伝える力」を読んでみたんだ。池上彰さんといえば『学べるニュース』シリーズで、とてもわかり易い解説でお馴染みなんだよ。僕なんかは池上彰さんのおかげで、普通のニュースの話に着いていけるようになった感も否めないんだ。

今回なんで「伝える力」を手に取ったかというと…
ひとつは、「人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ」を読んでいて疲れてしまったので息抜きで…ってこと。もうひとつは、仕事をしていると「はみぃさんの話は難しい!」とか「はみぃさんは何を言っているかわからない」と言われることが度々あって…どうにか克服したいと思って手にとってみたんだ。「伝える力」が身につけば、このブログだってもっとわかりやすくなると思うんだよ。

本書の大きな構成は、「話し方」「書き方」「具体的な手法」「伝える力を身につけるためのすごし方」といった感じになっているんだ。なんとなく「全体の流れが弱いな…」なんて、上から目線で読んでたんだけど、「あとがき」に「連載のまとめ」って書かれていたのを見て、納得だったんだ。

で、この本を読んで、自分はどう変わらないといけないのか…
結論は「謙虚さが足りない」ってことと「ボキャブラリーの少なさ」って感じを受けたんだ。

「謙虚さが足りない」って言うのは「態度が大きい」ってことじゃなくって、「すべてを知ったつもりになるな」って言ってるんだ。僕の「知りたい欲求」はまだまだ尽きないと思うんだけど、そんな中でも「まだまだ知らない」という謙虚さが必要だと…。最近を振り返ると、「傲慢になってるなぁ」って思うところがあるので、反省したんだ…。

「ボキャブラリー」については、今まで本を敬遠し続けてたので、その代償だと感じたんだ。小さいころからちゃんと本を読んでおけば良かったよ…。お勧めは小説のようなので、「伝える力」アップのために1日のどこかに小説を読む時間を入れたいと思うんだ。でも、今は小説を読む時間も惜しい感じなんだ…小説を読むなら寝る前かな…。もちろん、小説の書評もあげたいと思うんだ…。

あと、元SEとして仕事でやたら多用する「カタカナ語」や「〜的」「〜性」については、興味深く読むことができたんだ。

経験から普段取り入れている手法なども載っていると思うんだけど、改めてまとめられた本を見てみると、「新しい発見」や「再認識」などできると思うんだよ。