『問いかける技術――確かな人間関係と優れた組織をつくる』を読んでみたよ

      2016/05/26

これまで紹介させてもらった書籍って、アドラー心理学(個人心理学)がメインだったんだけど、アドラー心理学はだいたい理解できた?ので、これからは社会心理学の書籍を中心に紹介していきたいと思うんだ。(といっても、「中心」にするだけで、アドラー心理学の理解を深めるためにも、アドラーの原書翻訳は全部読みたいんだ。)

と言うのも、このサイトって従業員満足をメインに上げているんだけど…

アドラー心理学は「個人がどのような意識を持ったら人生が充実するか」がメインだと思うんだ。もちろん、これは大事なんだけど、従業員満足度向上活動って視点で考えると「個人にどうやったらこの意識を持ってもらえるか」も重要なんだよね。いまさらかもしれないけど、やっとこれにたどり着けた感じなんだよ。

というわけで、今回紹介するのはエドガー・H・シャインの「問いかける技術」なんだ。以前、「キャリア・アンカー」を紹介したんだけど、それを考えた人なんだ。って…エドガー・H・シャインって社会心理学者なのね…知らんかった…(^_^;)

内容だけど「謙虚に問いかける」という行動の効果・影響や、実際に行動に移すときの心構えや考え方が載っているんだ。簡単そうだからって、少しやってみようかと思ったんだけど…これが難しいんだよね。「謙虚に問いかける」の心構えを見てみると、「謙虚に問いかける」ためには、自ら相手より立場を下げる(ワン・ダウン)ことや、相手の反応を観察しながら徐々に自らをさらけ出すことが必要だって言っているんだ。

これをアドラー心理学的に解釈すると、「自己受容」が進んでなければ「自分の弱みを見せることに抗う(そんなこと言えない!)」ことが予想できるし、「他者信頼」が進んでなければ「自分の弱みを見せることに不安を感じる(言っても大丈夫かな…?)」ことが予想できるんだ。

だから、「自己受容や他者信頼が先!」って意味ではなくて、「謙虚に問いかける」をがんばって実行に移せば「自己受容」や「他者信頼」が成熟できるってことだと思うんだ。

よくよく考えてみると「謙虚に問いかける」考え方は、ほかの書籍でも名前を変えて登場しているんだよ。たとえば…フランクリン・コヴィーの「7つの習慣」では「まず理解に徹し、そして理解される」がそれに当たるんだ。アドラー心理学だと「課題の分離」を実現できる簡単な手法になると思うんだ。それに、コーチングでも使えるよね。

日ごろから僕は「上から目線」って言われることが多いんだけど…「謙虚に問いかける」をまったくしていないことに気がついたんだ。隙あらば「話す」を実行しているという…(^_^;) だからって、「自己受容」や「他者信頼」が成熟していないってことじゃなくって、これはおそらく「承認欲求」を満たそうとしている表れなんじゃないかな…。ちょっと、人生目標に進むのを焦りすぎてるかな…。



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