『心理学 (New Liberal Arts Selection)』を読んでみたよ

      2017/03/09

他の心理学のページでもかなり紹介されているけど、今回は『心理学 (New Liberal Arts Selection)』を読んだので紹介するんだよ。ページ数が半端なかったから、読むのに時間が書かちゃったんだ(笑)

本書の内容

この本は、心理学の教科書みたいなものなのかな。心理学について全体的に網羅している感じなんだよ。さらに、難しくもなく易しすぎることもなく、とても分かりやすかったし勉強になったんだ。

ひとまず目次を載せるとこんな感じなんだよ。
【目次】←量が多いから別ページで…

ちょっと見ただけでも、注目したいキーワードがたくさんあるよね。「問題解決」「情動(感情)」「動機付け」「性格」「心の発達」「印象・固定観念」「服従」「説得」「援助とサポート」「コミュニケーション」「集団の意思決定」「リーダーシップ」「精神力動アプローチ」「来談者中心アプローチ」「家族システム論的アプローチ」…。

自我発達の段階

僕のブログは、「従業員満足度とは社員の成長だ!」って軸で従業員満足度を語っているんだよ。そんな成長のイメージが載っていたから紹介するんだ。

(1)前社会的・象徴的段階
生理的・直接的欲求を満たすことにもっぱら関心がある。母との強い愛着があり,母親と他の環境は区別するが,自分とは親を区別しない。言語をうまく扱うことができず,文章完成法のテストにはのらない。

(2)衝動的段階
他者に対して欲求が多く,衝動的で,概念的な理解が不十分である。身体的感覚に関心があり,とくに,性的および攻撃的感覚が重要である。他の人の意図・動機と行為との関連といった心理的因果性の理解がない。依存的で,よい一悪いということを自分への影響という点からとらえる。二分法的であり,よい一悪い,ステキー感じが恕いといった二分割をする。

(3)自己防衛的段階
警戒心が強く,不平が多く,他者を自分のために利用し,快楽的である。面倒なトラブルにならないことや,捕まらないことに気を配る。 規則とセルフ・コントロールを学ぶ。非難を外に向ける。

(4)順応的段階
伝統的なこと,道徳的なこと,感傷的なこと,規則の遵守,型通りのこと,所属の欲求,表面の体裁などを重視する。自他の行動を外側の基凖でとらえる。情動を社会で是認されるような型通りなもので理解する。 概念的に単純な,「自か黒か」的判断をする。

(5)自己への気づきの段階
自己への気づきと状況における多様な可能性についての理解が,まだ限界はあるが進む。自己批判的である。自他の内的情動に対する素朴な理解が生まれる。神,死,関係,健康などの人生に関わる問題について型通りだが振り返ることが可能となる。 

(6)良心的段階
自己評価にあたり自分なりの基準を用いる。反省的で責任感があり,共感的である。長期的な目標や理想をもつ。真の概念的な複雑さが示され,理解される。広い視点をもち,さまざまなパターンを区別する。原則に基づく道徳性をもつ。豊かで分化した内的生活を送る。他者との関係における相互性がある。 自己批判的で,達成することに価値を置く。

(7)個人主義的段階
個人性の感覚が高まる。自分が情緒的に依存することを心配する。自他への寛容がある。内的葛藤と個人的自己矛盾に少しずつ気づくが,その解決と統合の感覚をもてない。達成することより他者との関係をうまくとることに価値を置く。自己を表現する生き生きとした独自のやり方をもつことができる。

(8)自律的段階
内的葛藤に直面し,対処することができる。曖昧さへの高い耐性をもち,葛藤を人や人生の多様な面の現れとして見なすことができる。 自他の自律性を尊重する。他者との関係を依存・独立的なものでなく,相互依存的と見なす。 自己実現に関心をもつ。社会的関係のシステムとしての特質を理解する。 個性と独自性を大事にする。情動を生き生きと表現する。

(9)統合的段階
賢明であり,さまざまなものに対して共感的である。 自我同一性の十全な感覚をもつ。内的葛藤を調整し,自己矛盾を統合する。
色々な要素が混じってるから分かりづらいかもしれないけど…。まさに僕が従業員満足で求めていた、個人の成長過程なんだよ。この本によると、多くの人はこの段階の5段階で止まってしまうそうなんだ。

僕の周りの人を見回してみてると…2段階〜4段階の人も居るんだ。5段階で止まるとは言うけど、5段階にたどり着けずに居る人も、それなりの人数が居るのかもしれないね。難しいのは、段階の低い人に「あなたは段階が低いから成長を…」なんて言おうものなら、「大きなお世話!」って自分自身を受け入れることから逃げ出してしまうことなんだ。

本来の自分自身とあるべき自分自身で矛盾を起こしちゃっているんだよね(自己矛盾)。あるべき自分自身を否定したら、今までの人生の積み上げを全否定されかねないから逃げ出したくなるのは当然なんだけどね(笑)

結局は本来の自分自身を取り戻すことが、自我の発達を促すって事なんだよ。

家族システム的アプローチ

他にも「家族システム論的アプローチ」にも興味持ったんだ。自我発達が進んでいる人ばかりなら、同じ目的の組織であれば一丸となって仕事が進むんだ。でも、そんな人ばかりじゃないよね。そこで、「組織をシステムと見立ててバランスを取る」って考え方が有効になるんだ。

これから勉強ってことになるんだけど、ここらへんの勉強を今後は進めていきたいと思うんだ。

こんな人におすすめ

心理学の内容が網羅的に載っているし、僕みたいな心理学を大学で専攻していないような初心者でも、意味を理解しながら読み進められるんだ。そういう意味で、これから心理学を学ぼうと思っている人は、教科書・辞書代わりに1冊持っておくと便利なんだよ。


 - 書評

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