11月11日のガイアの夜明け

11月11日のガイアの夜明けで、社内のコミュニケーションが話題になっていたんだ。僕の会社でもそうなんだけど、隣の人とメールで会話するとか、そんなのは日常茶飯事で従業員満足度の観点からもコミュニケーションが大切なんだよ。

番組のサイトはこちらだよ。

番組では2つの施策が紹介されていたんだ。1つは社員旅行で、学校を体験して互いのコミュニケーションを向上させる施策。もう一つは、「コーポレートゲームズ」という、会社で参加する運動会でコミュニケーションを向上させる施策だったんだ。2つの施策はコミュニケーションを向上させる施策としては、とても効果的だと思ったんだ…。でも、僕は違和感を感じざるを得なかったんだよ。

僕の会社の体験談

僕の会社でも社員のコミュニケーション向上を目的に、合宿形式の検討会をやっていたんだよ。合宿形式で開催することによって、同僚の仕事以外の面が見れるいい機会となって、社内のコミュニケーションが確実に向上したんだ。社内はとても良い雰囲気になって、参加者にかなり好評な企画だったんだよ。社員たちもコミュニケーションの重要性を認識できたし、開催側としても大成功だったんだ。

でも、ある機会から、この合宿形式の検討会が開催できなくなっちゃったんだよ。そこから、違和感が出始めたんだ…。従業員満足度のアンケートを取るたびに、合宿形式の検討会の再開を望む声がたくさん上がったんだ。もちろん、主催者側としてはうれしい反応だったんだけど、従業員満足度の本質を考えると残念と思わざるを得ない状況だったんだよ。

手段に頼ってしまう…

何が残念かと言うと、この反応は「コミュニケーション向上の施策は会社が開催するモノである」ってなっている反応だからだったんだよ。本当に社員がコミュニケーションが大事だと思っていて、合宿を会社で主催することが出来なくなったら、社員の中で別の手段を実行に移したと思うんだ。もちろん合宿は難しいかもしれないけど、休日に交流を目的に遊びに行くことだってできただろうし、業務終了後に飲み会をするだけでも良いと思うんだ。合宿と言う手段にとらわれず、コミュニケーションを向上させる手段はいくらでもあると思うんだよ。

話を戻して…ガイアの夜明けで紹介されていた施策も同じ運命を辿る気がしてならないんだ…。結局、手段を与えてしまうと、その手段に頼ってしまう状態に陥ってしまうんだよ。やっぱり、大切なのは社員が自ら問題に対して施策を考えて行動に移すって事だと思うんだ。これができるようになることこそが、従業員満足度の向上につながるし、会社の成長だと思うんだよ…。