『コーチング・バイブル―本質的な変化を呼び起こすコミュニケーション』を読んでみたよ
前回は少し時間をかけて「7つの習慣」を読んだんだけど…次はこの習慣をいかにつけてもらうかって観点で「コーチング」の本を読んでみたんだ。従業員満足度をやっていると、教えることよりか気が付いてもらうことが重要視されるんだ。そういう意味で、プレゼンテーションスキルよりコーチングスキルの方が重要っていえると思うんだ。この本はコーチングの中でも「コーアクティブ・コーチング」(協働的なコーチング)に焦点を絞って説明している本なんだ。
少し内容をまとめてみるよ…
4つの礎
コーアクティブコーチングにおける心構えって感じのこと。
- 人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けることのない存在である
- その人すべてに焦点を当てる
- 今この瞬間から創る
- 本質的な変化を呼び起こす
5つの資質
コーアクティブコーチングには「5つの資質」が必要だっていっているんだ。ここで資質って表現しているから、「持ってない人はできない」って捉えられがちだけど、そうではなくってどちらかといえば「スキル」って意味なんだよ。
- 傾聴
クライアントの話をより深いレベルで聴くこと。クライアントの背景や深層意識などを聴くことが重要。 - 直感
コーチの気づき。コーチングをしているときに「あれ?」って思えること。第三者的視点からの気づき…クライアントに対する呼び水っていった感じかな… - 好奇心
好奇心というより、クライアントに対する探究心って感じかな?先入観や固定観念を取り除いて、適切な質問を繰り返す感じ。 - 行動と学習
「行動を進め」「学習を深める」机上の空論で終わらず、行動しそこから学ぶってことかな… - 自己管理
コーチは自身の思いを封じ込め、クライアントの思いを尊重するって感じ。
3つの指針
進め方って感じだと思う。クライアントに対するアプローチの3つの方法。人の話を聞くことに慣れている人は、自然と身についていると思うんだ。それでも、改めて文章化されると新しい発見が感じられるんだよ。
- フルフィルメント
充実感を軸にコーチングしていく方法。クライアントが何を軸に充実感を感じるかに気が付いてもらう。 - バランス
犠牲を許さないことを軸にコーチングしていく方法。犠牲は不安・不満を生み出すので、バランスを取って犠牲者をなくすことですべてに充実感を感じるようにすることかな… - プロセス
結果よりプロセスを協働する。つねにクライアントと一緒にいることを意識してもらうことって感じ。
詳しくは本を読んでほしいんだけど、人の育成に関わるすべての人(部下を持っている幹部社員・子供のいる親)は一度でいいから読んでみてほしいと思うんだ。
さて…次は「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」を読もうと思っているんだ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません